観光地として日本人からも外国人からも圧倒的な支持を集める地域といえば、やはり京都ですよね。京都というと古くからの伝統も多くあり、「京都ブランド」も様々なジャンルに存在します。

そんな京都ブランドの1つに「京野菜」がありますが、皆さんはそんな京野菜の代表格の1つ、「万願寺とうがらし」を食べたことはありますか？

京都府舞鶴市が発祥といわれるこの万願寺唐辛子ですが、今年の出荷が5月半ばに始まり、市場に出回り始めています。 万願寺とうがらしは、地元では「万願寺甘唐」などとも呼ばれ、伝統的に生産され続けている野菜として京都府が選定する「京の伝統野菜」に準ずる野菜として指定されている野菜。

舞鶴市万願寺地区で大正～昭和初期に誕生したといわれ、柔らかく甘みがあり食べやすいことや果肉が大きくて分厚いことから「とうがらしの王様」ともいわれます。

舞鶴市を含む京都府北部の三市で生産される万願寺唐辛子は京都府が認証する「ブランド京野菜」にも指定されています。京野菜の中でも特に知名度が高く、昨年も出荷量の過去最高を更新するなど、人気は高まる一方だそうです。5月17日に初出荷が行われましたが、今年は昨年をさらに超える出荷量を目指しています。

他にも舞鶴では、舞鶴湾で養殖している特産の丹後とり貝なども出荷が始まり、舞鶴のグルメは今が非常に旬とのこと。これらのグルメは市内外でも味わうことはできますが、京都に訪れる機会があれば、少し足を伸ばして舞鶴にグルメ旅に行ってみるのもいいのではないでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部