長岡に新しくできた、米百俵の精神を未来へとつなぐ新施設「米百俵プレイス ミライエ長岡」をご存知でしょうか。

7月22日土曜日にオープンした「米百俵プレイス ミライエ長岡」は、「米百俵」の舞台となった国漢学校の跡地にあります。

「米百俵」は、幕末から明治初期にかけて活躍した、長岡藩の藩士小林虎三郎による教育にまつわる言い伝えで、後に、山本有三による戯曲で有名になりました。 この逸話は、「今の辛抱が将来利益となることを象徴する物語」として、現在も語り継がれています。 “未来を見据えた人材育成”に力を注いでいる長岡では、これまでに様々な分野で活躍する多くの人材が輩出されています。

過去の教育精神を受け継ぎ、「時代の変化に対応した新しい学びの場」、「多様な人材が集まり交流する場」、「新たなチャレンジの機会に出会える場所作り」を創造できる場所として「米百俵プレイス ミライエ長岡」の活用が期待されているそうです。

館内には、約4万冊が並び、本の森をイメージした近代的な作りが特徴で、新しい本との出会いを意識したテーマ別の本棚が並べられています。

また、イノベーションを促すため、コワーキングスペースやベンチャー企業のオフィスもあり、ビジネスの拠点として産業活性化も期待されているのだとか。

「米百俵プレイス ミライエ長岡」をデザインされたのは、廣村正彰さん。

日本科学未来館、すみだ水族館、東京2020スポーツピクトグラムなどの開発にも関わり、数々の賞を受賞されている方なので、書籍はもちろん、建物の内装にも、見ごたえがありそうですね。


 執筆：街コミNAVI編集部