秋が到来し、新米の季節となりました。 9月8日はコシヒカリの新米の発売日となり、石川県白山市内のショッピングセンターでは、4年ぶりに新米の試食会が開かれ賑わいました。

“米どころ”と言えば、新潟や秋田、北海道をイメージされるかもしれませんが、石川県・白山でも、美味しいお米が栽培されているのをご存知でしょうか。 白山で栽培されている「白山こしひかり」は、米の粘りが強く食味に優れる品種で、日本で一番多く作られているお米です。

おいしいお米の代表的な存在で、旨味はもちろん、適度な粘り・歯ごたえ・香りの良いのが特徴となっています。 JA白山管内で栽培されているコシヒカリは、手取川の伏流水の恵みを受けて育ち、極良食味米に仕上がっています。

霊峰白山のふもとの清らかな伏流水と、昼夜の気温や寒暖差等の条件が整う限られた地域で、厳格な栽培基準を守って作られた「比咩の米」も大変人気のお米です。 僅か700俵ほどしか収穫できない「比咩の米」の大きな特徴はその食味です。 適度な粘りがあり、全体がふっくらとしていて、お米本来の甘みと香りが感じられます。

その生産量から、市場にはなかなか出回ることがなく売り切れてしまうことも多いのだとか。 とことん「良質」にこだわり、タンパク含有量6％以下の出荷基準を設け、食味の良いものだけが販売されています。

新米の価格についてですが、今年は電気代や燃料費の高騰もあり、去年より5キログラムあたり100円の値上げとなっているそうです。

今年の秋は、ふっくらと甘くて美味しい白山のコシヒカリを食べてみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部