2016.02.27.
裸祭で有名な、奥州の蘇民祭。
現在、北国では様々な祭りが開催され盛り上がっていますが 奥州では一風変わったお祭りが開催されました。
その名も蘇民祭。
「蘇民袋」とよばれる麻袋を下帯姿の男性が奪い合う祭りで 日本三大奇祭の一つとされています。
情報元ソース:毎日新聞
<蘇民祭>男衆が気勢 五穀豊穣願い勇壮に 岩手・水沢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160216-00000007-mai-soci
国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に指定されています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160216-00000007-mai-soci
また奥州の蘇民祭は、日本三大裸祭に数えられることもあり 10年ほど前までは全裸で行う祭りだったそうです。
祭りは午後10時ごろから始まり、最初は五穀豊穣などを祈願します。 そして、午後11時30分ごろから2時間以上かけて下帯姿の男たちが たいまつを掲げながら行進するそうです。
午前5時から蘇民袋の奪い合いが始まり、趣里下物がその年の取り主となり 東西のどちらの土地が豊作になるかが決まるのだとか。
奥州の蘇民祭には様々な規則があり、参加者の男子は祭りの一週間前から 精進潔斎に努めなければならないため、肉・魚やニラ・ニンニクのような においの強いものを食べることは禁止だそうですよ。
ただし、この規則を守れば、欧州以外の地域の人でも祭りに参加できるとの事で 地域外からの参加者も実際にいるようです。
また、蘇民祭では祭りのポスターが毎年話題となることでも有名です。 ことの発端は2008年、蘇民祭に向けて奥州市が作成したポスターの掲示を JR東日本が拒否したことがきっかけとなりました。
理由は上半身裸で胸毛の濃い男性の映るポスターが「セクシャルハラスメントに 該当する恐れがある」と判断したためで、このことがニュースとなって 大きな話題となり、結果蘇民祭の知名度を大きく上げることとなりました。
その後も毎年物議をかもすポスターを作成して話題となっています。 これからも知名度が上がっていくきっかけになるといいですね。
執筆:街コミNAVI編集部