皆さんは、映画を見る際に 撮影のロケ地などに興味を持つことはあるでしょうか？

自分の知っている土地だと興味を持つこともあるかもしれませんが 普段はあまり意識していない人も多いのでは？

しかし、ロケ地選びやエキストラの方の選考にもやはり様々な その土地への想いや背景があるようです。

筑西市ふるさと大使を努める五十嵐匠（しょう）監督が手掛けた「十字架」が 2月6日から公開となり、公開当日に舞台挨拶が行われました。 出席者は五十嵐監督に加え主演の小出恵介、木村文乃、富田靖子、永瀬正敏 小柴亮太の6名。

この映画は、重松清の2010年吉川英治文学賞受賞作品「十字架」を原作にした作品で いじめを受けていたクラスメートの自殺という思い十字架を背負って生きていく 主人公たちの物語です。

そして、この作品は監督にゆかりの筑西市もロケ地として撮影されました。

五十嵐監督は筑西市出身の陶芸家・板谷波山の生涯を描いた映画「HAZAN」を 手掛けた縁で、筑西市からふるさと大使を委嘱しています。

この事から、今回の筑西でのロケにつながったようですね。

作品の骨格となる中学生たちは筑西市を中心に一般オーディションで募集した 中高生たちが演じ、物語の核となる学校でのシーンは筑西市の中学校で 撮影するなど、五十嵐監督の筑西愛が伝わってきます。

こうした形で地域の活性やPRにつながれば素敵なことだと思いますし これから映画を見る際には、こうした部分も気にかけてみてみるとおもしろいかも しれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部