現在、地方創生が話題となってきていますね。

各地方様々な手法で地域の活性化を目指していますが、やはり地方の活性化に重要なのは その地域が一丸となって同じ目標に向かっていくということではないでしょうか。

新潟県三条市では、そんな企業の枠を超えて地域起業が一丸となって ものづくりの地域ブランドを作ろうとするプロジェクトが推し進められています。 その名も「LOVE SANJOプロジェクト」

このプロジェクトは三条商工会議所や共同工業会などの産学官連携によって 三条に集積する優れたものづくり技術を見える形で発信し、地元に対する誇りと愛着を 醸成するというものだそうです。

ものづくりのまち三条を世界に発信していくという大きな目標をもって 2014年から始まったプロジェクトです。

そのプロジェクトの第一弾として、ダイハツの軽オープンスポーツ車「コペン」との コラボレーションが企画されました。

まず開発したのは、収納量が少ないのが難点とされていたコペン用のカーゴトレーラー。

構想期間を経て、実際の製作期間はわずか2ヶ月と、一気に製作されたこのカーゴトレーラーは 年明けから各地で開かれたドレスカーショーのダイハツブースでお披露目されました。

評判も上々なようです。

さらに、高度なものづくり技術を駆使したボンネットを備える 「LOVE SANJO COPEN」も完成し、5月9日に三条商工会議所で走行会を兼ねた発表会が 開催されたそうです。

なによりもまず、地元愛、そんな気持ちを地域の人が持つことで さまざまな垣根を越えられますし、目標に向けて進めるのだなあと改めて感じさせられますね。


 執筆：街コミNAVI編集部