皆さんは自分たちの住む地域の歴史を、どこまでご存知ですか？ 住んでいる場所が江戸時代に何という名前の藩で、どのような藩だったのか、意外と知らない人も 多いのでは？

新潟県新発田市では、新発田藩の歴史をより多くの人を知ってもらうために 郷土資料館がリニューアルオープンしました。 リニューアルオープンしたのは新発田市大栄町にある日本庭園、清水園の中にある郷土資料館。

「新発田藩資料館」にリニューアルし、歴史的価値も高い新発田の郷土資料が展示されています。 清水園は江戸時代に新発田藩によって作られた、近江八景を取り入れた回遊式庭園で、1946年に 北方文化博物館の分館となっていました。

2003年に「旧新発田藩下屋敷（清水谷御殿）庭園および五十公野御茶屋庭園」の名称で 国の名称にも指定され「越後を代表する大名庭園」と称されています。

清水園自体も新発田の歴史を伝える貴重な資料といえますが そんな清水園の敷地内にある資料館には貴重な資料が目白押し。

資料館内には日の丸を考案したとされる新発田藩10代藩主、溝口直諒（なおあき）が描いた 「片桐石州公像」の展示や、大成建設やサッポロビール創業にかかわった新発田出身の実業家 大蔵喜八郎の掛け軸なども展示されています。

今秋ごろまでは「新発田藩お抱え絵師展」という企画展なども開催していて、新発田のみならず 日本の歴史について非常に貴重な展示がされているといえます。

新潟へ訪れる際には、清水園に足を伸ばしてみてはいかがでしょう？


 執筆：街コミNAVI編集部