地方創生がテーマとなっている現在の日本ですが、地方創生を目指すにも様々な方法があります。 その一つが企業の誘致。

企業が増えればそこで働く人が移住してきたり、税収が増加したりということがあり 各地方自治体は企業の誘致に非常に力を入れています。

そうした状況の中、東広島市の企業誘致が非常に好調なんだそうで、注目を集めています。 東広島市は、昭和49年4月に市制施行後、「広島中央テクノポリス建設」というプロジェクトの 推進によって、産業基盤の整備を進めてきました。

しかし。平成10年に完成し他産業団地「テクノタウン東広島」誘致の際には、なかなか誘致が うまくいかないなど、苦しい時期もかなり長い期間ありました。それでも補助金制度など 産業促進のための政策を次々と打ち出し、長年続けてきた努力のかいあって、今では人口約19万人 製造品出荷額等約1兆円規模の、中四国地方随一の「成長都市・東広島」として全国的にも 注目を集めるほどになりました。

特に近年マツダ（本社は隣接する安芸郡）の調子がいいこともあって、地元経済は活況の状態が 続いているんだとか。有効求人倍率も1.9倍と全国平均（1.3倍）に比べても非常に高く 最近は公募して売れ残ることはないのだそう。

最近では太陽光発電などの施設の設置も急激に増えていることもあり、産業の街としての進化は まだまだ続きそうです。

日本の地方都市のモデルケースとしても、これから大いに注目したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部