これまで以上にメディアなどで取り上げられるようになった社会問題には様々なものがありますが、若者の貧困、こどもの貧困といった問題が、最近特に話題となってきていますよね。

特に大学生の中には、自分でアルバイトをして稼いだお金で学校に通い、アルバイトのし過ぎに陥る学生がいたり、奨学金を借りて大学を卒業したものの、その返済に困窮する学生も問題となっています。そうした中、広島県東広島市のある企業が、ある画期的な制度を導入することを発表し、注目を集めています。 その企業とは、東広島市に本社を置く食品産業総合機械・食品メーカーの「株式会社サタケ」

1896年に創業者が日本初の動力精米機を開発・販売したことに由来する東広島きっての大手企業です。そんなサタケが新たに導入した制度とは、勤続年数に応じて社員の奨学金を一部返済するというもの。奨学金の返済がある社員に対し、入社後3年と5年がたった時点で、決まった額が夏季の賞与に付加されて支給されるのだそうです。

現在は就職活動も売り手市場といわれる中で、優秀な人材を確保し、勤続率を高めるための1つの策ということです。

サタケでは、勤続5年目までの社員の実に約37%が奨学金制度の利用者だということで、こうした制度が導入されればやる気の出る社員や就職希望者も増えることは目に見えていますよね。

現在は働き方改革や給与の見直しが推進される中でこうした制度の導入は企業の姿勢を示すこともできて有効ですよね。東広島の方で地元企業に就職を考えている人は是非、サタケの情報をチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部