酒好きの皆さん、三大酒どころといえばどこでしょう？ 関西人なら、兵庫の灘、京都の伏見はすぐに出るでしょうが、もう一つを知らないという人もいそうです。

さて、その答えはというと、「東広島」です。 そしてこのたび、3月10日の文化審議会答申によれば、東広島市西条地区の蔵元2社、その関連施設29件が、「登録有形文化財」に登録されることになりそうなのです。

この二者とは、その名も酒蔵通りにある「賀茂鶴酒造」と「白牡丹酒造」です。日本酒ファンにはおなじみの二社ですが、このたびその白壁の酒蔵や、美しいレンガ造りなどの施設が登録有形文化財として登録されるようになったということです。

そもそもこの二社の施設は東広島における江戸時代から昭和初期にかけての建造物であり、他の地域に比べても伝統の深い場所なのです。しかも実際に使われているということで、日本の誇る貴重な文化財産といえるのではないでしょうか。

はるかな歴史を感じながら、日本酒の盃を傾ける、というのはなんとも乙なものではないでしょうか。できれば東広島の魚介類、牡蠣をさかなにして、泊りがけで観光もしちゃいましょう。

このように今回の登録によってさらに、観光地化がすすみそうな東広島です。

魅力的な日本酒を全国各地でさらに楽しめるようになると同時に、酒蔵見学や、日本酒フェスのような、地域に還元するような楽しいイベントがさらに発展することを期待しましょう。


 執筆：街コミNAVI編集部