工業で有名な地域というとどこを思いうかべますか？工業といっても焼き物であったりいろいろな ものがありますが、金属加工などを中心とする工業の中心地といえば、日本では新潟県の燕市と 三条市、いわゆる「燕三条地域」が非常に有名です。

工業が盛んというのは立派に地域の特徴と言えると思いますが、実際に工業が盛んだといわれても 普段、工業地帯に足を踏み入れることはあまりありませんし、実感がわきにくいのが現状ですよね。 そんな現状を打破するため、燕三条地域では「燕三条 工場（こうば）の祭典」が 例年、開催されています。

このイベントは、燕三条地区の有名工場が開催期間中一斉に工場を開放し、工場見学や ものづくり体験を行うイベントで、平成25年に初開催して今年で4回目。

今年は10月6日～9日に開催されましたが、新たに果物や野菜の収穫体験などができる 「耕場（こうば）」と地場産品を購入できる「購場（こうば）」というコーナーや体験も設け 合計で過去最多の96拠点が開放されました。

来場者も過去最高で、あまりの混雑ぶりに駐車場などの案内が追い付かず混乱が起こる場面も。

嬉しい悲鳴ともいえますが、「来年はしっかりと今年の反省を活かしたい」と、来年の開催を早くも 視野に入れているようです。日本の誇るモノづくりの技術が再び注目されている今、やはりこうした イベントへの世間からの関心度も高まっているのがわかりますよね。

気になった方は来年、燕三条に是非訪れてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部