2016.11.01.
多治見市民病院が、一時的に重病患者を受け入れへ。
現在の日本社会が抱える大きな問題の1つが医療に関連する問題。特に障害児や障害者を 取り巻く問題は日々深刻化しています。医療的なケアを必要とする重度の障害を持つ人たちに 対するケアを行える人員や施設は全国的にまだまだ十分とは言えない状況です。
そんな中、岐阜県多治見市の多治見市民病院が、障害者ケアについて安定的な稼働を誇って いて、現在注目されているんだそうです。
情報元ソース:岐阜新聞Web
多治見市民病院が重症障害者ケア 短期入所で家族支える
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161016-00002918-gifuweb-l21
多治見市民病院が力を入れたのは、医療ケアが必要な重症患者を一時的に預かる
「短期入所事業」です。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161016-00002918-gifuweb-l21
手術や、治療に伴って頻繁に病院へ通わなければいけない人などが、毎回すぐに家に帰ら なければいけないという状況を改善しようというわけです。本人の体力的にも、送り迎えを する家族の負担という点でも、非常に重要な事業といえますね。
多治見市民病院は一昨年から、重症心身障害児・者への看護経験がある、地元多治見市の NPO法人在宅支援グループ「みんなの手」と連携。短期入所事業専任の看護・介護職員が 非常勤職員として勤務しています。
当初はなかなか思った通りの成果を上げれていなかったそうですが、この連携によって 安定的な運営ができるようになり、昨年3月にはモデル事業にも認定されました。
モデル事業になったことで、赤字を補てんするための補助金も国から支給されるように なりましたが、まだ赤字にはなっていないということです。
需要と供給がしっかりとあっていることで、事業の継続も安定して行えるということですね。 この多治見市民病院が全国のモデル事業となっていくのか、注目です。
執筆:街コミNAVI編集部