普段映画やドラマなどを見るときに、そのロケ地を気にしますか？ロケ地が物語そのものに 大きくかかわることもありますが、普段は何気なく見ていることも多いのではないでしょうか？

しかし現在、各自治体が地域の活性化を図る中で、ロケ地の誘致が地域活性の大きな役割を 果たすということで注目を集めていることをご存知ですか？

実は、撮影支援などで地域の活性化に貢献した団体に贈られる賞までできたんですよ。 それが「JFCアワード」。NPO法人ジャパンフィルムコミッション（JFC）が昨年から新設した 賞です。

そんな今年の「第2回 JFCアワード」に輝いたのは、京都府舞鶴市の団体なんです。 舞鶴市への映画やドラマのロケ誘致、撮影支援に取り組む「舞鶴フィルムコミッション（FC）」 が優秀賞を受賞しました。舞鶴FCは、平成14年に設立され他団体で、地域の複数の団体が 参加して、ロケ地誘致とそれに伴う地域活性、地域PRのための活動を行っています。

平成26年に舞鶴でロケが行われた映画「日本のいちばん長い日」では、舞鶴市内の 旧海軍第三火薬廠跡や旧舞鶴要塞の葦谷砲台など、これまで撮影されたことがなかった ロケ地を提案するなど、積極的に作品作りにも協力。

そうした姿勢が評判となって、昨年も映画「海賊と呼ばれた男」などのロケ地になりました。 こうした活動が評価されてのJFCアワード受賞となったようです。地域活性における ロケ地誘致の重要性が認識されつつある現在。

これから映画のロケ地を見ていると、「最近ここでロケされてる映画多いなあ。」という 感想を持つこともあるかもしれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部