皆さんの住んでいる地域の名前は、いつごろから利用されている名前ですか？ ずーっとその土地に根付いていた地名が今でも使われているという地域もあれば、昔使われていた 地名は合併などでなくなってしまったという地域もありますよね。

それまで使っていた地名がなくなってしまうのはやはり寂しい思いがあるものですが、茨城県 筑西市では、以前使っていた町名が”復活”することが決まり、ニュースとなりました。 話題となったのは筑西市の中心市街地、旧下館市の地域。

旧下館市の地域はなんと現在甲町・乙町・丙町の3つの町に区分されていて、郵便物のご配送など 実際に生活に不都合が出てしまっていたのだそう。確かにこの地名ではややこしいですよね。

下館の地名や、その中の町名の一部は少なくとも室町時代以前からの由緒ある地名だった そうですが、下館市では1951年の市内の町の合併に合わせて町を甲・乙・丙の3つに区分けし 2005年には下館市自体が合併によって筑西市となったため、下館の市名も使われなくなって いました。

しかし、前述のとおり、現在の地名では問題があるということで、2013年に下館地域の自治体と 商工会議所によって西岸が出され、協議を重ねた結果、ついに住所に「下館」と旧町名が復活する ことになったのだそうです。

これまでは「筑西市甲町」だったものが、「筑西市 下館 旧町名 甲町」のようになるわけですね。 （法律上の住所には変更はないそうです。）下館の人たちは、歴史ある地名を取り戻せて喜んで いて、これからの地域PRにも積極的に使っていこうという意向のようです。

皆さんも自分の地域の名前について、調べてみると面白い発見があるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部