現在、日本ではインバウンド（海外観光客の受け入れ）に関する対策が全国各地で 行われていますね。2020年には東京オリンピックがあるということもあり、これから さらに海外からの観光客は増えていくと考えられています。

もちろん、東京や大阪といった大都市だけでなく、地方などでも、これを機に 外国人観光客誘致に取り組む自治体が増えてきています。

そんな中、新潟県新発田市では、新潟県の加越地域では初めて日本政府観光局（JNTO）から 外国人観光案内所の認定の「カテゴリー2」認定された観光案内所が誕生しました。 認定されたのはJR新発田駅前「イクネスしばた」MINTO館にある新発田市観光情報センター。

外国人観光案内所の認定は、観光庁が定めた 「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針（平成24年1月制定、平成26年8月改定）」に 基づいて平成24年度から運用が開始されたJNTOの制度。

それ以前の「ビジット・ジャパン案内所指定制度」に改善を加えて、案内所を立地、機能等に よって3つのカテゴリー及びパートナー施設に分け、認定するもの。最も認定の厳しい カテゴリー3には現在49の施設が認定され、カテゴリー2は209ヶ所。

新潟県内にはカテゴリー2の施設が新発田を含めて計5ヶ所あります。

この案内所では英語と中国語の2カ国語に対応し、中国語で対応できるスタッフが常駐する 観光案内所は県内で初めてとなりました。ここ数年で新潟県にやってくる外国人観光客の 数も二倍になっているということで、新発田市では2017年度、市内に宿泊する 外国人観光客数4,000人を目標としているのだそうです。

大都市だけでなく多くのまちがインバウンドの恩恵を受けられるようになればいいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部