都市部の一極集中が進む日本社会。日本全国単位だけでなく、同じ県内でも都市部と地方の人口の差が大きくなってしまっています。しかし、現在ではそれを嘆くばかりでなく、地方と都市部が連携して地方にも活力を与えたり、地方の団体や自治体が都市部で地方のPRを行う活動も増えています。

アンテナショップなどはその最たる例ですよね。京都府の舞鶴市は、舞鶴市役所の仕事やそのやりがいを紹介するセミナーを、京都市内で開催するのだそうです。 2月18日にキャンパスプラザ京都で開催される予定となっているこの「舞鶴市役所おしごとセミナー」。情熱を持ち、気力あふれる優秀な人材を確保することを目的としていて、クルーズ客船寄港誘致とおもてなし、ユネスコ世界記憶遺産の登録、乳幼児教育ビジョンの推進など、全国に誇れる先進的な取り組みを、「舞鶴市役所の仕事の魅力」として、実際に担当した若手職員から伝えるという内容になっています。

市長も参加し、質問コーナーも設けるとのこと。申し込みも不要で参加も無料ということで、気軽に参加できるセミナーとなっています。

舞鶴市の公務員試験は毎年200人程度が受験するそうですが、併願受験者も多く、合格しても他の自治体の公務員や職業についてしまう人も多いのだとか。

特に優秀な人材は京都府や京都市など、都市部の公務員になってしまうことも多いですから、やはり地方都市はしっかり自分たちの地域の魅力をアピールしていかないといけないということですね。舞鶴のことをよく知らない人でも、参加してみるとその魅力に気づくこともできるでしょうし、関西の公務員志望者の人は参加してみてはいかがでしょう？


 執筆：街コミNAVI編集部