2020年に東京オリンピックを控え、様々なスポーツが注目を浴びていますね。オリンピックの種目に選ばれていないスポーツにはスポットがあまり当たらないという現状もありますが、まだまだ知名度の低いスポーツでも、着実に成長しつつある競技もたくさんあります。

そんな日本で発展途上のスポーツの1つが「アルティメット」です。なんだか仰々しい名前ですが、競技内容はバスケットボールとアメリカンフットボールを合わせたようなもので、ボールではなくフライングディスク（フリスビー）を使います。

1960年代にアメリカで生まれ、2001年からワールドゲームズ（オリンピックの補完的なスポーツ大会）の正式種目としても開催されています。

接触が禁止されていたり、セルフジャッジで試合を進めていくことなどから、体育教育的な観点からも注目を集めているこの競技。日本でも2012年に大阪・堺市で「世界アルティメット&ガッツ選手権大会」が開催され、女子日本代表が優勝という結果を残すなど、少しずつ日本でも普及し始めているスポーツです。

そんなアルティメットのオープン交流戦「愛媛オープン」が、1月21、22日の2日間、愛媛県の新居浜市で開催されました。 新居浜市には、愛媛県唯一の社会人チーム「RACCOON（ラクーン）」があり、愛媛にもアルティメットを広めていきたいという思いから、新居浜での開催となりました。

愛媛県でアルティメットの大会が開催されるのは初めてだったということです。これからも愛媛オープンは継続して開催していくつもりということで、アルティメットでの新居浜の地域おこしなども期待できるかもしれませんね。

今後のアルティメットの新居浜、そして日本での普及に注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部