日本全国、各地方が地方創生を目指し、新たな地域の魅力を対外的にも対内的にもアピールする風潮が進んでいる現在の日本社会。各地域様々な工夫を凝らしてアピールしていますが、そのアピールの対象として、最近では海外も入ってきているようです。

もともと世界的に日本の文化や産業は評価が高いということもあって、欧米で開催される博覧会に自治体として参加する地域も出てくるなど、地域PRの国際化も進んでいますが、新潟県の三条市と燕市を含む、燕三条地域も海外への地域PRを進めているそうです。 燕三条地域がPRの対象地域として選んだのは、東南アジアのベトナム。

2月18日～26日にかけて、ホーチミン市にあるイオンビンタンモールで、展示即売会を開催しました。

燕三条といえば、刃物や工具など、金属製品で有名な地域ということで、燕三条地域の4つの工場・会社が即売会を行いました。今回の即売会は、この先本格的に進出するのに向けてのテストマーケティング。

もちろん燕三条としても初の試みということで、ベトナムのお客さんの消費傾向などを見極めるために行われました。手ごたえとしては上々だったようで、これから本格的な海外進出に向けて更なる準備が行われるということです。

モノ作りの技術は日本が世界に誇るものの一つですし、燕三条のこれからの対外的な戦略が、日本のものづくり輸出全体に良い影響を与えてくれたらいいなと思いますね。

日本国内でもこうしたモノづくりに強い地域の知名度がもっと高まっていけばいいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部