「温泉シイタケ」というシイタケをご存知ですか？

実はこれ、愛媛県今治市の名産品で、原木に「温泉水」を散水することで栽培された、強い甘みとうま味が特徴のシイタケなのです。

そしてこのシイタケを堪能することのできるまつりが、2013年から今治で5年間開催されているのです。それが「湯ノ浦温泉シイタケまつり」です。 今年は第5回で、2月26日の午前10時から午後2時まで行われていました。

愛媛県今治氏湯ノ浦の温泉施設、「湯ノ浦温泉四季の湯ビア工房」の広場で行われたこのまつりでは、温泉シイタケの網焼きや植菌体験を行ったそうです。

シイタケは勝手ににょきにょき生えてくるわけではありません。「原木」と呼ばれる苗床のようなところに、シイタケの菌を植え付けることによって栽培するのです。この植え付けのことを、特別に「植菌」といいます。

具体的には、原木にドリルで穴をあけ、シイタケの菌を穴に入れていくのです。

今治の子供たちは、元気にクヌギの原木に植菌体験をしていました。植菌をした木にはオーナーとなった体験者が名札を付けることができます。

さてお楽しみはやはり網焼きの試食。大振りのシイタケを網で香ばしく焼き、参加者はおいしそうに食べていました。

今治の会場にはほかに餅つき大会、しし鍋ちゃんこ鍋、シイタケピザの販売も行われ、大盛況だったようです。来年は第6回、オーナーとなった木のシイタケは食べられるのでしょうか。楽しみですね。


 執筆：街コミNAVI編集部