ようやく暖かい日が増えてきて、春を感じれるようになりました。

今年も新年度が始り、すでに早くも1ヶ月が経とうとしていて、うかうかしているとすぐに初夏の季節がやってきます。

5月～初夏にかけてというと、皆さんはどんな風物詩を思い浮かべるでしょうか？いろいろと人によって思い浮かべるものも違うとは思いますが、魚でいうと、初夏の魚といえばやはりアユですよね。

初夏～夏にかけて旬を迎え、11月～5月の間は禁漁になるため、夏の魚として有名なアユですが、現在の時期はそのアユの遡上が盛んになる時期です。遡上とは、魚が川などを流れに逆らい上っていくことで、サケやアユが行うことで有名です。

アユは川で生まれた後、海に出て行きますが産卵のために再び生まれた川に遡上して戻ってくるのです。そんなアユの遡上ですが、熊本県八代市でも見る事が出来ます。 八代海へと流れる川・球磨川では例年アユの遡上が盛んとなりますが、球磨川にはダムや堰が設置されているため、それに阻まれて遡上をできないアユも多く出てきます。

そのため、この時期には球磨川漁協の人たちがアユの「掬い上げ」を行い、川へとアユを放流するのだそう。今年は去年を大きく上回るアユが遡上しているということで、漁協の人たちも大忙しなんだとか。

アユの解禁が始まるまでこれから数週間かかりますが、この遡上もなかなか見ものだとのこと。皆さんも地元の川にアユがいれば遡上を見に行ってみてはいかがでしょうか？

八代に住んでいる人は是非、球磨川を訪れて見学してみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部