現在、全国各地で地域活性化に向けた取り組みが行われていますが、その中でもわかりやすく多くの地域で取り組まれていることの1つが、やはり特産品の開発・PRですよね。

全国に知られる地域の特産品を活かしたPRだったり、新しくブランド化しようという取り組みだったり、様々な取り組みが行われていますが、宮崎県延岡市でも現在、新たな延岡名物・延岡土産の開発が多く進められています。 延岡、そして宮崎のご当地グルメといえばやっぱりチキン南蛮、そんなチキン南蛮の次に来るご当地グルメとして白羽の矢が立ったのが、延岡の郷土料理「八杯汁」です。

かつては祝い事の際などに食べられた郷土料理で、今では全国に広がっていますが、もともとは延岡藩内藤家のご家中料理だったのだとか。昨年、「八杯汁（はちはいじる）」を延岡のご当地グルメとして発信しようと、市内の飲食転業者らが「八杯汁を楽しむ会」を結成し現在、活動中です。

さらに、養殖業ではブランドカンパチ「ひなた小町」が5月に初めて出荷されたことも話題となっています。

延岡市の養殖業者3社が設立した「eco勘」が生産する新しいブランドカンパチです。カンパチの養殖は通常外国産の天然稚魚を用いて行いますが、ひなた小町は国産の人工稚魚を用いて養殖されたカンパチで、カンパチの乱獲や国産の安心感がブランド化につながるとして、現在大きな注目を集めています。

その他にも、地元産のタマネギを丸ごと使った漬物が開発されるなど、新商品の話題に事欠かない延岡市。是非、皆さんも延岡に訪れた際には、それらのグルメを食べてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部