四季の区別の仕方の一つ、二十四節気の「大寒」の日は 一年で最も寒さが厳しくなると言われているそうですが 取手にある井野天満神社では早咲きで「寒紅梅」が咲きはじめているそうです。 この取手の井野店天満神社では、境内に60本の梅の木があるそうで 取手の梅の名所としてもかなり有名だそうですよ。

その中でも、一番早く咲くのが境内に一本だけある寒紅梅なんですね。

ちなみに、花見とはかつて梅の事を指していたというのがご存知ですか？

実は桜が花見の代名詞になったのは江戸時代からの事で 奈良時代以前には、花と言えば、基本的には梅や桃の事を指していたのを ご存知でしょうか？

日本で梅より桜が愛され始めたのは平安時代以降からの事になるそうです。 それ以降は、和歌の世界などでも 梅は昔を懐かしむ文化的哀愁の花と親しまれてきたそうです。

確かに梅の花というのは、見ている者を 何か懐かしい気持ちにさせるものがあるように思えませんか？

こういった梅にまつわる背景を感じながら、取手に一本だけ咲く寒紅梅に花を見ると 思わず一句、詠んじゃいたくなるかもしれませんね。

そんな取手の寒紅梅ですが、見頃はもう少し先とのことです。


 執筆：街コミNAVI編集部