普段使っているものが、どんな場所で、どんな人たちによってつくられているか、意識していますか？

日本中、そして世界中の商品が存在する日本の市場ですが、意外な場所・意外な人の手で作られているものも多くあります。その一つが、刑務所で受刑者が作っている商品。

広く知られるようにはなってきていますが、全国各地の刑務所で受刑者たちが社会奉仕などとして工芸品や食品加工物を生産していたりしますし、それらを購入する機会も結構あったりします。

ちなみに、滋賀県大津市では、大津市内にある滋賀刑務所で「大津矯正展」というイベントが9月17日に開催され、そうした生産品の販売などが行われました。 このイベントは刑務所などで進められている矯正行政について市民に知ってもらおうと毎年、大津で開催されているもので、今年で31回目を迎えました。

イベントでは施設見学や警察車両の展示など、刑務所ならではのイベントに加え、ステージイベントなど、まるで地域のお祭りのようなイベントなども多数開催。

そうした中で毎年好評を博しているのが受刑者たちの製作した作品の販売会で、関西各地の刑務所の受刑者が手作りした作品が販売されました。

品質も良く、種類も豊富とあって、今年も商品を求める地元住民たちで今年も大盛況となったようです。普段は入ることのできない場所にはいる機会でもありますし、滋賀以外でも地元でこうした機会があったら、皆さんも是非参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部