普段、料理はしますか？家族のいる家庭などでは毎日手作りの料理が出てくることが一般的だと思いますが、料理を作る際に参考するのが、プロや他の人が作ったレシピ集ですよね。

現在ではインターネットの投稿型レシピサイトなどを主に使用する人なども多いと思いますが、本屋さんなどでレシピ本を購入している人も少なくないのではないでしょうか。

ユニークなレシピ本も出版されていますが、現在、大阪府寝屋川市発のあるレシピ本がユニークだと注目を集めています。 その本のタイトルは「保育園産の米」

「ねやがわ寝屋の森こども園」と「もくれん保育園」の2つの施設を運営する大阪誠昭会が製作したレシピ本です。

両施設には畑があり、そこでは、子どもたちが田んぼで米をつくり、畑で野菜を育て、丸太からしいたけを収穫するなどの活動を行っています。そして実際にそれらの農作物をつかって職員たちがレシピを考え食事を作っているのですが、そのレシピを収録した一冊となっているのだそうです。

レシピや料理の写真だけでなく子供たちの野菜作りの様子なども文章と写真で納められていて、食育の意味など、様々な点について考えさせる、単なるレシピ本を超えた書籍として成立した本となっています。

出版不況ともいわれる中、こうしたジャンルを超えた新たな価値を持つ本の価値がますます高まっていきそうですね。もちろんレシピ集としても完成度の高い一冊となっているので、気になる人は是非、チェックしてみてくださいね。

寝屋川の地元の人は、こうした活動を行っている地元のこども園、保育園の活動にも一度目を向けてみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部