近年、自然破壊などの影響などもあり、世界中で多くの生物が絶滅の危機に瀕してしまっていますよね。

かつてはよく見られていた動物が今ではめったに見ることができなくなったりもしていますが、そうした希少な動物が見られるようになるとニュースになることも少なくありません。

島根県出雲市では、希少な渡り鳥「クロツラヘラサギ」が飛来し話題となっています。 クロツラヘラサギはその名の通り、一般的なサギのような真っ白な体を持っていますが、くちばしはペリカンのように先が平たくなっているという特徴的な鳥。

アジア周辺に分布する渡り鳥で、近年個体数が減少し、現在では世界中で4,000羽程度しかいないといわれています。

日本には越冬のために九州や沖縄県に毎年数話やってくるのですが、今年は10月19日、米子市の米子水鳥公園に飛来したのが確認されたとのこと。

山陰地方に飛来するのは珍しいということで話題になっていましたが、26日にも新たに1羽が飛来。

2羽が同時にやってきて米子水鳥公園に滞在するのはかなり珍しく、10年ぶり2回目のことなのだとか。また近いうちに飛び立っていくのか、この冬はこの公園で冬を過ごしきるのか、まだわかりませんが、貴重な機会ですから、これからのクロツラヘラサギや絶滅危惧の生物を救うためにも観察などをしっかり実施してほしいところですね。

米子に住んでいる人は、この貴重な機会に是非一度、公園に足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部