（2019年8月31日に書かれたコラムです）

愛知県西尾市から、お茶に関するニュースです。

抹茶の産地として知られる西尾市で、緑茶の日本一を決める「全国茶品評会」が開催されました。73回目となる今回の「全国茶品評会」では、19府県から920点の茶が出品され、日本一を競いました。

西尾市での開催は15年ぶりで、6年前には豊田市の生産者が「かぶせ茶」で日本一に輝いたそうです。 西尾市とその周辺地域の特産である「西尾の抹茶」は特許庁の認可ブランドにも指定されています。

今年集まった920点のうち、愛知県からは90点、三重県からは17点が出品されていました。審査会は4日間にわたって行われ、20人の専門家が色、香り、味などを審査します。

8月27日は茶葉の形や色合いを見定める外観審査が行われました。てん茶なら鮮やかな緑、深蒸し煎茶なら葉に黄色みがあるものが良いそうです。

28日からはお茶の色や香り、味について順次審査が行われ、農林水産大臣賞などが決められました。

最優秀賞の農林水産大臣賞に輝いたのは、京都府舞鶴市産のお茶で、山地章でも3年振りに1位に返り咲きました。西尾市の特産品である抹茶は今回の品評会の審査の対象にはなっていないようですが、今回の開催を機に再び注目されたことは間違いないと思います。

西尾市には「抹茶ミュージアム 西条園 和く和く」という施設があり、西尾市と抹茶の関わり、産業について紹介されています。

今後海外からの旅行客も増える中で、「西尾の抹茶」にも注目が集まって欲しいと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部