（2020年1月31日に書かれたコラムです）

「子育て」や「心の教育」という目的から、それぞれの地域、地方団体による子どもを対象とした様々な事業が実施されていますが、ここでは石川県金沢市で行われている取り組みをご紹介します。

自然体験から子どもの発育を促す「森のようちえん」の体験説明会が1月31日、金沢市にある「ガイア自然学校」で開催されます。 「森のようちえん」は北欧をはじめとする世界各国で数多く開催されています。

昨今では日本でも国会議員の発起人による「森のようちえん進行議員連盟」が設立されたり、民間の幼稚園や自主保育として実施する団体が増えたり、注目度も上がり、発展してきているそうです。

金沢市の「ガイア自然学校」では子どもを対象にした様々な事業を実施。

青少年育成事業の一環で、大学生ボランティアの育成も行っており、その卒業生が親子イベントに参加した際、「森のようちえんを月に一度ではなく、毎日通える幼稚園として開演して欲しい」との声が上がったと言います。

今年4月に予定されている通園型「森のようちえん」開園に先立ち、入園希望者に向けた説明会が開かれるとのことです。

開園されるのは、0歳から2歳と保護者を対象とした「親子クラス」、3歳から5歳を対象とした「保育クラス」の2クラス。説明会当日は、保護者への詳細説明のほか、園で実際に提供される昼食の提供、たき火を囲んだ森遊びなどが予定されています。

「ガイア自然学校」の関係者は「子どもは出来るだけ年齢が若いうちに、自然に触れて伸び伸びとした体験をすることが大切。実際の親御さんだと、心配して遊びを止めてしまうこともあると思うが、当園では子どもたちに自己肯定感や感受性を高める体験を提供できれば」とコメント。

都市部だけでなく、金沢などの地方都市においても、子どもが自然に親しむ機会は少なくなってしまっている現代。この機会に自然体験から子どもの発育を促すことも取り入れてみてはいいのではないでしょうか。

「森のようちえん」の説明会は2月21日にも実施されます。


 執筆：街コミNAVI編集部