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2021.08.05.

西条・世田薬師で恒例の「きうり封じ」


西条では夏の「土用の丑の日」を迎える頃に行われる一風変わった行事が注目を集めているんです。

一般的に土用の丑の日といえばうなぎを食べたりするという習慣が恒例ですが、西条では土用の丑の日を迎えるとなればキュウリに病を封じ込める伝統行事「きうり封じ」が恒例なんだとか。
情報元ソース:テレビ愛媛 キュウリに病を封じ込めて無病息災を 土用の丑の伝統行事「きうり封じ」【愛媛】
https://news.yahoo.co.jp/articles/ 4d9090aa8a245df1fe0d9b20a39b29421ee5997f
キュウリに病を封じ込めるというなんとも珍しい伝統行事ですが、こちらの西条での行事の歴史は深く、なんと江戸時代から300年以上続くものなんだそうです。

こちらの行事を行っているのは西条にある世田薬師(栴檀寺)で、今回の行事の際には約6000本ものキュリが納められ、境内の裏山にある塚の中に奉納されたということです。

なんでもキュウリに体の悪いところや願い事を書き込んだ札を貼り付けて無病息災を祈願するそうなんですが、どうしてこのようにキュウリに願いを込めて祈願するようになったのかというのは気になるところです。

キュウリは身近な存在ではありますがまさかキュウリに願い事を込めるなんて発想はなかなか生まれないものではないでしょうか?

とはいえ、歴史ある伝統行事ということでそのご利益は十分ということでしょうか。

その証拠に300年以上たったいまでも受け継がれている西条の方にとっては土用の丑の日の恒例行事として愛されているわけなんですね。

気になる方はこの西条でのきゅうりにまつわる伝統行事がどうして生まれたのか調べてみるのも面白いかもしれませんね。

(2021年8月3日に書かれたコラムです)


 執筆:街コミNAVI編集部