日本には、「もったいない」という言葉があり、できるだけ長くモノを使い続けるという精神が息づいていますし、どんなものにも神が宿るという思想もあってモノを大事にする習慣が昔からありますよね。

…とはいえ、どんなものも、いつか使えなくなってその役目を終えるもの。そうした使えなくなったものに感謝を告げながら捨てるという人も多いと思いますが、全国各地では、「○○供養」といった、モノを供養するイベントも色々と開催されています。

愛媛県西条市でも先日「筆供養」というイベントが開催され、多くの人が市の内外からやってきたそうですよ。 筆供養が行われたのは、西条市でも特に古い歴史を持ち有名な伊曽乃神社。

「初天神祭 筆供養祭」として毎年開催されているもので、これまでお世話になった筆に感謝して供養することで、書道の上達や学業の成就を願う行事となっています。

伊曽乃神社には書道の達人として、そして学問の神としてしられる菅原道真が祀られていることからこの筆供養が行われているそうで、菅原道真の命日である毎年1月25日に実施。書道愛好家を含め多くの人がやってきます。

愛媛県で書道をしている人、学業をアップさせたい人は是非1度この筆供養に参加してみてほしいですし、やっぱり物は大事に使っていきたいですね。

この他にも様々な物の供養が全国各地で開催されていますから、みなさん一度、近所でそうした行事が行われていないか調べてみてはどうでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部