大牟田では長い間、石炭の運搬などにおいて活躍した炭鉱電車が廃止されたということで、そのラストラン見学会が開催されたというニュースが注目されているようです。

この話題となっている大牟田を中心に活躍した炭鉱電車は石炭運搬などを目的に活躍した車両なのですが、そのルーツは石炭を運ぶ蒸気機関車であったそうです。 近代化によってそんな車両には電気機関車が導入され、時代が進むとともの炭鉱が閉鎖された後には大牟田では工場の原料運搬の専用鉄道として活躍していたりと…

様々な生活の礎を支える働きをしていた車両ということで、根強いファンも多いのが大牟田の炭鉱電車なんです。

そんな炭鉱電車が廃止される運びになったことには時代の流れとしていた仕方ないものがあるのかもしれませんが、やはりファンの方やこの炭鉱電車にお世話になった方にとっては感慨深いものがあることでしょう。

そんなまさに"歴史の生き証人"として大牟田で活躍し続けた炭鉱電車の最後の勇姿を見学しようと募集した定員を大きく上回る応募が集まったのだとか。

見学した方の中にはこちらの大牟田の象徴とも言える炭鉱電車の最後の勇姿に寂しさを覚える人は多かったのではないでしょうか？

今後はこういった炭鉱電車はその役目を終えて、実際に稼働する光景を見ることはなくなっていくのかもしれません。そんな寂しい思いもありますが、これまでの働きをねぎらってあげたいですね。

（2021年8月9日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部