数年前から「シェア」という言葉が広く使われるようになりましたね。

シェアハウスやカーシェア、シェアオフィスなど、様々なものを人とシェアすることが 当たり前のように行われるようになってきました。

そうした状況の中、少しずつ普及率を上げてきているのが「シェアサイクル」です。

シェアサイクルは複数の自転車置き場を設置することで、借りた場所と別の場所で返すことが できる（つまり乗り捨てができる）のが特徴。日本でも東京を中心に77の自治体がシェアサイクルを 導入していますが、海外に比べるとまだまだ普及は遅い状況です。

そうした中、京都市の伏見でも シェアサイクルを新たに導入すべきという議論が出てきているようです。 8月26日に市民活動団体「ちょいノリ自転車KYOTO研究会 伏見支部」が主催して 意見交換会が開催され、研究会メンバーの他、京都市や伏見区内の市民活動チームの代表や 伏見区の隣町「久御山町（くみやまちょう）」の町役場の職員など12人が参加しました。

「ちょいノリ自転車KYOTO研究会」は、2015年から京都市内の自転車の使用状況や国内外の シェアサイクルの研究を行ってきていて、中心メンバーが伏見区に住んでいることもあり 移動手段の解決方法の一つとして、シェアサイクルの普及を伏見区内の市民活動の場などで 提案しているとの事です。

シェアサイクルはもちろん市民の足としても活躍しますが、それ以上に観光客にとって嬉しい サービスということもあるので、国内外から観光客の多い京都、伏見地域での導入には期待が 高まります。これからの動向についてもチェックしていきたいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部