日本の自然災害というと、やはり真っ先に地震…そして台風が思い浮かぶと思いますが、日本は国土の約7割が森林ということもあり、森林火災も重要な災害としてあることを忘れてはいけません。

最近も大規模な森林火災のニュースが取り上げられていましたよね。普段、街で生活しているとあまり意識しませんが、私たちの身近にある森林。そんな森林を火災の危機から守ろうと、京都・伏見区で啓発活動が行われました。 京都は都会なイメージもありますが、周りを山に囲まれていて、比叡山など観光地となっている森林地帯もあります。古い建物も多く、何よりも昔から残る重要文化財が多いですから、火災による被害は甚大になる可能性もあります。

そこで京都市消防局は市内各地で火災防止への啓発活動を実施。

伏見区では伏見消防署の職員や伏見消防団の団員が、伏見区のシンボルでもある伏見稲荷大社で声掛けやティッシュ配りなどを行いました。

京都市では昨年までの5年間で山林火災が17件発生していて、鎮火に1週間を費やしたものもあったのだとか。伏見区は京都市内の人口の1/5を占めていて、市内で起こる火災の1/5が伏見区で起きているということで、これからも市内の防災に力を入れていくということです。

京都といえば伝統の大文字焼など、山で行われる伝統行事もありますから、伝統を引き継ぎ、みんなが楽しめるようにするためにも、森林での安全はしっかりと確保していきたいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部