日本三大庭園は？と聞かれたらすぐに答えることができますか？ ちなみに答えは・・・岡山の後楽園、水戸の偕楽園、金沢の兼六園の3園です。

知っているようで、意外とぱっと答えられない人も多いのでは？いつから日本三大庭園という呼称が 使われ始めたのかはわかっていませんが、1900年代はじめにはすでに文献にこの言葉が残っている そうですよ。

さて、そんな三大庭園の1つ、金沢の兼六園では、毎年この時期になると「金沢城・兼六園大茶会」 というイベントが開催されました。 これは、金沢城・兼六園の敷地内とその周辺の金沢中心部5会場で、石川県茶道協会に所属する 8流派14社中が、地元の工芸作家の新作茶道具を用いておもてなしを行う大寄せ茶会。

1995年から行われている恒例の茶会で、3日間にかけて行われます。京都にもほど近い石川県では 藩政期から茶の湯が重要な文化として息づいてきているので、年に1度こうした大きな茶会が 行われているのも納得がいきますね。

石川県、特に金沢は工芸の町としても有名ですから、この茶会で地元の陶芸家の作品を使うことに よって地元作家のレベルアップを図る意図もあるようです。実際今では地元作家の登竜門としても 機能しているそうですよ。

やはり日本人たるもの、1度くらいは本格的なお茶の席を経験してみたいと思いますが、それが 日本を代表する和の庭園や城となると雰囲気も格別。県外からのお客さんはもちろん、外国人の方も 多く参加していたようです。

来年も秋の開催となるでしょうから、興味のある人は是非金沢へ足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部