近年、日本では立て続けに世界遺産登録される遺産が出てきていますよね。現在も次の世界遺産登録を目指して国内各地でPRに向けた運動が繰り広げられています。

日本中で行われているそうした活動の中で、最近露出度が高く注目を集めているものの一つが、大阪府羽曳野市など3市と府が世界遺産登録を目指す百舌鳥・古市古墳群です。 昨年まで三度、世界遺産登録を目指してきましたが、国内推薦を得ることができず、今年四度目の挑戦を行おうとしています。

昨年の落選時には5項目の課題が国から提示されていて、現在その課題点を解消するべく各地域を挙げて活動している最中ですが、今回その課題の1つとして挙げられていた古墳群の間の移動について、改善策として羽曳野市がシャトルバスを運行することを発表し、注目を集めています。

百舌鳥古墳群は堺市、古市古墳群は羽曳野市、藤井寺市にあるため、移動が大変という欠点があったのですが、この課題をクリアして、国内推薦へアピールするとのこと。

これまでにも電動アシスト自転車のレンタサイクルなども行ってきましたが、今回導入するシャトルバスでは無料で24人までの観光客が古墳群を往復することができるということです。運用はひとまず7月から来年3月までの予定で、それ以降も実績を見て検討するとのこと。

7月には国内推薦を選ぶ文化審議会が開催される予定となっているということで、この取り組みが認められるのか、注目が集まります。

皆さんも大阪に訪れた際は是非、羽曳野にも立ち寄って、古墳を観光してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部