世の中には、普段生活していると入ることのできない場所がたくさんありますが、そうした場所が「開放デー」として一般の人も入ることができるようになるイベントも多く開催されていますよね。

例えば自衛隊や米軍基地の開放デーや、鉄道関連の解放イベントなどは人気ですが、石川県小松市では、1万人以上もの人が訪れる、毎年恒例のある解放イベントをご存知ですか？ それが、小松市を代表する企業である建機メーカーの小松製作所（通称コマツ・現在本社は東京）の「工場開放デー」です。

小松市で創業したコマツは石川県、そして小松市では地縁のある企業として別格の存在であり、小松市は今でもコマツの企業城下町としての側面が強い地域。そんな企業のメイン工場である粟津工場で毎年開催される工場開放デーには地元を中心に溢れんばかりの人が訪れます。

今年は8月6日に開催され、恒例となっている建機デモンストレーションや工場内見学といった、企業色を打ち出した企画に加えて、模擬店の出店、宇宙戦隊キュウレンジャーショーなどの出演するイベントステージなど、地元のお祭りとしてみても充実したイベントとなりました。

今年は小型建機を使ったスイカ割りなど、初挑戦となる企画も開催されて大盛り上がりとなったということです。

こうした企業と地域が強いきずなで結びついているというのはこれからの時代さらに重要度を増していくと思いますし、これからも互いに支えあいながら発展していってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部