「日本は○○の国」と聞くと、みなさんはどんな言葉が思い浮かびますか？

日本のモノづくりの技術や文化など、世界から高い評価を得ているものはたくさんありますし、人によって日本と聞いてイメージするものは様々だと思いますが、やはり山が多く、森林の多い国であることを忘れてはいけません。

日本では多くの木が栽培されていて、近年改めて木の魅力に着目する取り組みなども増えてきていますが、青森県弘前市では、地元産の木材を使って商品を開発しているユニークな企業が注目を集めていることをご存知ですか？ その会社の名前は「ブナコ」。日本一の蓄積量を誇る、青森県のブナの木を材料として家具など木製品を製作、販売しているメーカーです。

その歴史は古く、今から50年以上前に弘前市で設立され、青森県初のグッドデザイン賞を受賞するなど多くの人に愛されてきましたが、近年は木材への注目度の高まりとともに再び注目を集めつつあります。

以前からスタイリッシュで革新的な木製品を作ってきたブナコですが、今年発表された新製品「ブナコスピーカー」が、また今注目を集めています。

これはオーディオメーカーとデザイン会社と3社共同で開発したスピーカーで、クラウドファンディングを通じて製品化が進められている商品。スピーカーの口が上を向いていて、見た目としてもかなり特徴的で、先進的ながらも、木材ならではの親しみやすさも両立したスピーカーとなっています。

これからもブナコの快進撃から目が離せませんし、青森の人もそうでない人もブナコの活躍をチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部