暑い夏の季節には透き通った風鈴の音色の涼しさがうれしいものですが、橿原ではそんな風鈴の音色を存分に楽しめる「風鈴まつり」が始まったということで多くの人がその涼しげな風鈴の音色を感じているのだとか。

今回の催しが行われているのは橿原にある「おふさ観音」で境内にはガラス製の風鈴や南部鉄器のもの、中には真鍮製の風鈴など様々な種類の風鈴がなんと2500個も飾られているそうなんです。 橿原ではこちらの風鈴まつりは夏になると開催される恒例の催しとなっているそうで、夏になるとたくさんの風鈴の音色を楽しみに多くの人がここ橿原のおふさ観音に足を運ぶのだそうです。

そんな古くから日本の夏の風物詩として親しみのある風鈴ですが、実は元々は中国からその音色に魔除けの効果があるということで伝わったものなんだとか。今では夏に涼を取るために愛されている風鈴がそのようなものであったことに驚く人もいるのでしょうね。

ちなみに今回の橿原での風鈴まつりでは300円で願い事を風鈴に書き祈願をすることも可能なんだそうです。また新たな風鈴の意味が増えていくことになるかもしれませんね。

その昔は魔除けとして使われていた風鈴ですが、現在では夏の暑さを避けるものとなっているというのもなんだか趣深いものあるものです。

不思議と透き通ったその音色を聴くと涼しげな気持ちになれる風鈴の効果は計り知れないものがあるのかもしれませんね。

（2021年7月15日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部