日本には様々な観光地がありますが、観光地を格付けする制度もいろいろとありますよね。…そんな中でも特にその観光地に箔をつける称号として多くの人が認めるのが、ユネスコの世界遺産登録ではないでしょうか？

近年、日本では毎年のように世界遺産に登録される遺産が出てきて、そうした遺跡が活況を呈していますが、現在も全国各地で地元の遺産を世界遺産にしようという動きが進められています。

そんな中、奈良県橿原市では、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録を目指した動きが10年ほど前から活発化していて、先日もそのPRのための企画が橿原市議会で開催されました。 「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」は、橿原市、桜井市、明日香村の3市村にある飛鳥時代の史跡や名勝28件から構成される遺跡で、「日本」が誕生する歴史が刻まれた場として重要な価値があるとして、2007年に世界遺産登録の暫定リストに掲載された遺跡。

現在でも正式な登録に向けて様々なイベントが開催されるなどしていますが、橿原市では、毎年12月6日に市議会で議員らが飛鳥時代の古代衣装を着て議会を行うという取り組みが行われていて、今年も例年通り古代衣装を着ての議会が開催されました。

2010年から行われている取り組みで、持統天皇が藤原京に遷都した日付が12月6日と伝えられていることに由来してこの日に開催されているのだそうです。

古都・奈良らしい企画でいいですよね。こうした「らしい」企画が全国で増えるといいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部