いまや私たちの生活になくてはならないものの一つとなっているスマートフォン。 さらには電話だけでなく、腕時計型の端末なども出てきたり、さまざまなモバイル端末が 出てきて、科学技術の進歩は目を見張るものがありますね。

そんな新しいデバイスの一つ、スマートグラスなるものを利用した観光案内システムを 弘前市が実現させようとしています。 スマートグラスは細めのサングラスのような形状をしていて、これを特定のポイントで かけると、昨年行われた弘前城天守曳屋工事の様子や、季節ごとのパノラマ映像などを 楽しむことができるというもの。

今話題のヴァーチャルリアリティのようなものでしょうか。

弘前市では「弘前型スマートシティ」という構想を打ち出していて、効率的なエネルギーの 利用や先進技術、革新技術の活用によって弘前市民にとっても、観光客にも魅力的な街の 実現を目指しています。

そのスマートシティプロジェクトの一環としてスマート観光都市実現プロジェクトがあり このスマートグラスはその一環となるわけですね。

2月にモニター実験が行われ、7月12日には観光関係者や報道向けの内覧会が行われて ツアーの内容が公開となり、7月16日から本格的に運用が開始されることとなりました。

音声解説付きの動画なども流れるのですが、音声解説は5つの言語に対応していて 外国人の人も楽しむことができるように配慮がされています。

北海道新幹線の開通で訪れやすくなった青森県。 弘前にもぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部