皆さんは「宇治」という言葉を聞くと何を連想しますか？

もちろん宇治は地名なのですが、一般的には宇治といえば「お茶」を多くの人が連想するのではないでしょうか。そんな中、宇治では「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」というイベントが開催されました。 このイベントではお茶だけではなく宇治独特の工芸品である「茶の木人形」も展示されたのだとか。

この「茶ノ木人形」というのは、江戸時代に始まる伝統工芸品で茶の木を素材として茶摘み姿の女性の彫り物をしているもので、生産量はもともとそれほど多くはなかったそうですが、時代によっては皇室や大名などに縁起物として愛玩されるような素晴らしい工芸品であったようですね。

今回のイベントでは約100体もの茶の木人形が展示されるいうことで、その中には現代で製作されたものもあれば江戸時代に製作されたものあるようでなかなか貴重なものが揃っているのではないでしょうか？

宇治といえば一般的には「お茶」を連想してしまいがちですが、実はそれ以外にも歴史のある伝統工芸品があるのは驚きですね。

実はこの茶の木人形というのは、宇治を代表する伝統工芸品という事実を知っているという人は少ないのかもしれませんが、今後、宇治と聞いて連想するものが「お茶」以外にも「茶の木人形」だと言う人が今回のイベントを通して増えていけばいいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部