「夏の風物詩」と言われると思い浮かべるものが色々とあると思いますが、夏の風物詩の中にも、全国的なものもあれば、一部地域にしか存在しないものなどもありますよね。

夏の風物詩の中でも、特に開催される地域が限られているものの1つが「鵜飼」です。鵜飼は鵜という鳥を使ってアユなどを獲る漁法で、現在は漁というよりショーとして主に開催されています。

京都市宇治市でも、例年夏になると鵜飼が開催されるようになるのですが、今年も鵜飼のシーズンに向けて着々と準備が進められています。 宇治市の「宇治川の鵜飼」は、例年おおよそ7月～9月の間に行われ、今年は7月1日～9月30日に行われます。

全国に複数ある鵜飼の名所の中でも、宇治川の鵜飼の特徴は女性の鵜匠が2人いる事で、松明の明かりの中で行われる鵜飼は幻想的ともいえる光景になります。そんな鵜飼に欠かせないのが、なんといっても、主役の鵜。

宇治市の府立宇治公園では6月23日に今年の鵜飼を行うウミウの健康診断が行われ、「体調は万全」だと診断されました。現在は鵜飼のトレーニング中ということで、今年も多くの観客を楽しませてくれること間違いなしと言えそうです。

また、宇治市では毎年ウミウの雛が生まれていて、今年も誕生した雛が無事成長中。人間とともにこの伝統漁を後世に伝えていくために是非、一緒に頑張ってほしいですね。

皆さんも京都観光へ行く際は、是非宇治まで足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部